より静かに、より速く、より簡単に、モータ性能を最大限に発揮させる多彩な機能を搭載
CKD日機電装のサーボドライバは、サーボ制御の各制御ループを最適化することで、ダイレクトドライブモータやリニアサーボモータの高速位置決め、高い停止時安定性を実現します。さらに豊富なゲイン調整パラメータにより、さまざまな負荷形状に合わせた調整が可能です。従来品のVPHシリーズに加え、新機能を搭載したVPVシリーズをラインアップしています。また、直感的に使用できるシステム支援ツールをご用意し、立ち上げ作業の効率化をサポートします。
産業ネットワーク対応
- EtherCAT(VPH、VPV予定)
- SSCNETⅢ/H(VPH)
- MECHATROLINK-Ⅲ(VPH)


DDモータ・リニアサーボモータの制御に特化した性能・機能
優れた速度安定性能
トルクリップルを大幅抑制
トルクリップルを抑制することで、速度安定性能がさらに向上。
大イナーシャ負荷でも簡単にチューニングが可能
フィードバックフィルタ自動設定機能
オートチューニング時、負荷に応じたフィードバックフィルタが自動設定されることで、速度検出リップルを抑制し、大イナーシャ負荷時においても、簡単にチューニングが可能。滑らかな動作を簡単に実現。
停止時の安定性を向上
停止中フィルタ機能
停止中のトルク精度の向上
大イナーシャ負荷での停止時振動を抑制。
低速ゲイン切替機能の充実
通常一低速ゲイン切替条件として速度だけではなく、偏差、指令の有無などでも設定が可能。
滑らかな動作で位置決め時間を短縮
2段S字加減速制御機能
トルク波形を2次曲線とすることで、加減速時の衝撃が大幅に緩和され、加減速時間を縮めても振動することなく、位置決め時間の短縮を実現。
衝突時の安全性を向上
衝突停止機能(VPHオプション、VPV)
モータに接続されている負荷と他の機構との衝突をサーボドライバで検知して急停止し、意図しない機械干渉や衝突による機械系の破損を低減。
トラブル発生の見える化
アラーム履歴25点+通電時間表示(VPV)
- アラーム履歴を25点保存し、さらにアラーム発生時間(サーボドライバ稼働時間基準)が表示可能
- 同じ異常が連続して発生した場合でも履歴を記録
- 時系列での異常発生履歴が見えるようになり、トラブル発生時の問題解決に役立ちます

消耗部品の交換通知
通知機能(予防保全)(VPV)
- 予防保全機能として、消耗部品の交換通知(使用時間による通知)が可能

直感的で使いやすいシステム支援ツール
充実した調整・モニタ・操作・解析・編集機能
- 機械系とのマッチングや立ち上げ作業の効率化を実現
サーボゲイン自動性調整機能(NiEAT)
- 代表的な制御方法の初期セットアップを対話式でサポート
- ダイレクトドライブモータ選定計算ツールの選定条件を入力すれば、選定条件を満足するまで自動でフィルタやゲイン値を調整可能
(「NiEAT」の課題解決事例へのリンクを追加)
- オシロ機能のCH4が拡張機能となりI/O信号を同時に8点モニタ可能

動作評価機能(VPV)
- 往復動作やインデックス動作の位置決め、位置毎の位置決め時間、位置決め完了割れ回数、トルクの確認が可能
- 例えば16分割動作で、特定の場所だけ位置決め時間が遅いなどの動作解析が可能
