コア付きτリニア導入により生産効率が大幅にアップ。タフティングマシンの業界トップを狙う!

タフティングマシン製造メーカーの道下鉄工株式会社様が、コア付きτリニアを導入。回転数は従来の約3倍の速度に、生産効率を大幅にアップしたマシンを開発しました。

お客様の
お悩み

従来の機構ではスライディングニードルバー(横軸)に限界があり生産効率が伸びない。さらには速く動くだけでなく高精度のマシンを作って業界トップを狙いたい。

NIKKIの
解決

従来のACサーボモータとボールねじからコア付きτリニアに置き換えることで、回転数が3倍の約1,200rpmにアップ。生産効率が大幅に向上。

【課題】従来の機構では回転数400rpmの速さが限界のため、さらに効率を上げて業界トップを狙いたい

道下鉄工株式会社様は絨毯を編むタフティングマシンを製造する企業です。従来のタフティングマシンには、スライディングニードルバーという針を横に送るための機構部に、ACサーボモータとボールねじという機構が使われています。この機構では回転数400rpmが限界でしたが、お客様としては、もっと効率が良く、精度の高い機械を作りたいというご希望でした。

【提案・解決】実際に使用しているスライドバーや糸の外力などを考慮してトルクを計算。1500Nのリニアを2個使うことでスペックカバーに成功。

横幅が4~5メートルほどもある大型のタフティングマシンの性能をアップするには3,000N・mの力が必要という計算になったため、1,500N・mのコア付きτリニアを2つ組み合わせて使用することをご提案しました。それにより従来の400rpmから700~1,200rpmまで速度を3倍に上げることができ、生産効率が大幅に向上しました。道下鉄工株式会社様はこのマシンの「ニードルスライディングデバイスにリニア機構を使用する技術」で日本、中国、アメリカ、ヨーロッパ各所で特許を取得しています。また、モータには強力な磁力を持つマグネットを使用しているため、製造時や組み立て時には安全面での注意が必要でした。そのため、当社からお客様には取り付け方法についてアドバイスを提供するなど、万全なサポート体制で取り組みました。

採用されたポイント

  • マグネットムーブ&両面貼り等、使用したことがないリニアサーボモータを採用前にデモで確認いただいた点
  • 多様な技術力と柔軟な提案力
  • 標準モデルの導入にもきめ細かなサポート

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