コアレスビルトインモータの導入により部品測定装置の精度が向上

表面形状測定装置の回転速度安定やコギングレスなどの課題をコアレスビルトインモータの導入で解決。測定精度が向上しました。

お客様の
お悩み

部品測定装置において、ACサーボモータとギアを使用した装置の速度安定に問題があった。

NIKKIの
解決

コアレスビルトインモータの導入により、速度安定と滑らかな動きを実現し測定精度がアップ。

【課題】部品測定装置の速度安定を図り、測定精度を上げたい

測定機器製造メーカー様から「測定装置のユーザーである自動車製造会社から要求される精度が上がってきているため、より高精度の自動車部品測定器を開発する必要がある。部品をモータでゆっくりと回して真円度や表面の形状を測るための装置で、検査時の動作に変動があると測定精度が下がってしまう。そのために回転速度の安定性を高めたい」というご相談を受けました。既存機器ではACサーボモータとギアの組み合わせで機構を組まれているため、各種課題を解決するにはモータの変更が必須で、その選択肢として当社のダイレクトドライブモータを検討したいとのことでした。

【提案・解決】コアレスDDモータへの変更で速度安定とコギングレスな高精度測定装置に

当社からもACサーボモータからダイレクトドライブモータへの変更をご提案しました。しかし、最初にご採用いただいたコア付きダイレクトドライブモータの場合、磁力による吸引力が強く、コギングが出てしまうため、あまり大きな改善効果を得られませんでした。そこでコアレスタイプのダイレクトドライブモータを再提案いたしました。その結果、回転速度が安定し、コギングレスで滑らかな動きを実現しました。また、計測装置の先端部分(ピック)もレーザーに変更し、精度が高く部品を傷つけることのない非接触式測定器としてユーザー様からご好評いただいているとのことです。

採用されたポイント

  • ACサーボモータからコアレスDDモータへの変更で回転速度が安定
  • コアレスDDモータの導入でコギングレスに
  • お客様に寄り添う手厚いサポート体制

関連製品

ビルトインモータ