シリンダ型DDモータで高回転精度・メンテナンスフリーを実現

フィルム製造装置において、従来の減速機付きモータからシリンダ型ダイレクトドライブモータ「τiDロール」に置き換えたことで故障の減少や高精度化が実現しました。

お客様の
お悩み

大型ロールを滑らか且つ大トルクで駆動する必要があるため、転がり接触式の減速機を用いているが、時々発生する故障トラブルに悩まされていた。

NIKKIの
解決

高回転精度と大トルクを出力することができるτiDロールに置き換えることで、問題のあった減速機を排除。長期のメンテナンスフリーを実現することができた。

【課題】大型ロールを滑らか且つ大トルクで駆動する必要があるため、転がり接触式の減速機を用いているが、時々発生する故障トラブルに悩まされていた

従来のお客様のフィルム製造装置では、減速機の突然の故障による生産ラインの停止が課題でした。故障のたびに生産ラインを停止し修理や交換作業を行うため、歩留まりの低下が避けられませんでした。また、モータには高回転精度や大きなトルクが要求されるため、置き換えるダイレクトドライブモータのメーカ選定では、柔軟なカスタム対応力を求められていました。

【提案・解決】τiDロールに置き換えたことでメンテナンスフリー化や生産性が向上

減速機を使う必要の無いダイレクトドライブモータ「τiDロール」の導入をご提案しました。故障の原因となっていた減速機が無くなったため、生産ラインを止めることがなくなり、ほぼメンテナンスフリーに。ラインの稼働率が上がることで生産性が向上、歩留まりの改善などの効果がありました。こちらの装置は、高回転精度・大トルクという要求があるため、速度リップル低減や大トルク化のカスタム対応をしました。

採用されたポイント

  • 減速機などの中間機構の必要が無くメンテナンスフリー
  • 高回転精度・大トルクなど安定制御
  • お客様の要求に応えるカスタム対応

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